こんにちは、たあしべーです。
今回はこちらの4人の方がブログに訪れてきてくれました。
その4人方々は、どうやらナイキの厚底ランニングシューズ『ズームフライ3』について質問があるみたいです。

ナイキの『ズームフライ3』 ってどんなシューズ?

前作との大きな変更点は?

耐久性はどうなの?

ズームフライ3はどのようなランナー向き?
こういった質問にたあしべーが答えていきます。
いきなりですが、4人の方の質問に対する結論を先にお伝えしますね。

✅結論を早速お伝えします!
- 今までのズームフライシリーズの中で、1番万人受けするシューズ
- ソールの厚さと靴の裏、アッパー素材の3点が変更されました。
- 今まで通り短命ですが、徐々に耐久性は上がっている。
- ※サブ4以上で、ふくらはぎに悩みのあるランナーにおすすめです。
※サブ4以上とは、フルマラソンを4時間以内で完走すること(1キロ平均5分40秒)

ところで、
この記事の信頼性はあるの?
と疑問に思う方のために、ここで簡単に自己紹介します。

✅本記事の信頼性をお伝えします!
ちなみに本記事は、5分で読み終わる内容になっております。
もし、本記事内の4つのうち1つの項目を読むのであれば、1、2分で読み終えることも可能です。
数分後には、ナイキの『ズームフライ3』に対する悩みは解決し、購入するか否かを決めることができますよ。
では、早速内容に入りますので、参考にしてみてくださいね。
【ナイキ】ズームフライ3の基本情報3つ紹介します!
この章では、ナイキ『ズームフライ3』の基本情報3つを紹介していきます。
✅ズームフライ3の基本情報3つは、
- ズームフライ3の税込価格
- ズームフライ3の重さ
- ズームフライ3のサイズ感
になります。
こちらの3つについて順番に深堀していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ズームフライ3の税込価格は?
1つ目に紹介する基本情報は、ズームフライ3の税込価格についてです。
ナイキ『ズームフライ3』の税込価格は、17,600円と前作の『ズームフライフライニット』と同じ価格設定です。
今現在(2021.6.26)、ランニングシューズ相場は15,000~20,000円くらいと高騰傾向にあるなかで、17,600円はそこそこ高い価格だと思います。
✅しかし、他社メーカーの同じラインのシューズと比較すると、
- 【adidas】アディゼロ プロ 24,200円
- 【asics】メタレーサー 22,000円
- 【ホカオネオネ】カーボンX2 27,500円
- 【NB】フューエルセルTC 24,200円
- 【サッカニー】エンドロフィン スピード 17,600円
こんな感じです。
サッカニーはもともと価格を抑えているブランドです。
そのため、エンドロフィン スピードと同じ価格というこは、”天下のナイキさんなのに価格を抑えている”なと感じます。
ズームフライ3の重さは?
2つ目に紹介する基本情報は、ズームフライ3の重さついてです。
ここでは、歴代のナイキ『ズームフライ』シリーズ3足の重さを比較していきます。
それぞれ見た目が違うのはもちろんのこと、重さもそれぞれ違うのが特徴です。
では、1足ずつ順番に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずこちらは、今回紹介していますナイキ『ズームフライ3』です。
メンズサイズ27.0cmで重さは263gになります。
続いてこちらは、ナイキ『初代ズームフライ』です。
メンズサイズの27.0cmで重さは240gになります。
最後の1足は、2代目のナイキ『ズームフライフライニット』です。
メンズサイズ26.5cmで重さは239gです。
✅以上3足の重さをまとめますと、
- ズームフライ3 263g(27.0㎝)
- 初代ズームフライ 240g(27.0㎝)
- ズームフライ フライニット 239g(26.5㎝)
このようになります。
ちなみに、26.5㎝と27.0㎝とワンサイズ違うのですが、アッパーの生地の量をわずかに増やしているだけの違いです。
0.5㎝の差はありますが、その差で何十グラム増えることは考えられません。
そのことより、歴代のズームフライの中で、1番重いのは今回紹介しています『ズームフライ3 』なんです。
重さの差は”たったの20g”なのですが、ランニングシューズの”20g”は、相当大きな差です。

ズームフライ3は、重くずっしりしていますが、足に吸い付くようにフィットするので、あまり重さの差を感じられないのが本音です!
ズームフライ3のサイズ感は?
3つ目に紹介する基本情報は、ズームフライ3のサイズ感についてです。

初代とフライニットのサイズ感と比較していきます!
フライニットと比べ、ズームフライ3の新しいアッパー素材『ヴェイパーウェーブ』は伸縮性が弱いため、0.5㎝サイズアップの27.0cmを選びました。
足幅に関しては、初代同様そこそこ広めに作られていますので、初代ズームフライをお持ちの方は同じサイズを選べば問題ありません。
しかし、ズームフライ3は足の甲の部分にゆとりが少ないので、甲高な方はサイズ選びを慎重に行ってくださいね。
なお、足首周りに不安のある方は、初代かズームフライ3がおすすめです。
✅歴代3足のサイズ感まとめ
- 初代ズームフライ ややタイトで踵の補強がしっかりしている(実測値+1.0㎝)
- ズームフライ フライニット タイトだが生地に伸縮性がある(実測値+0.5~1.0㎝)
- ズームフライ3 ややタイトで今までで1番バランスのいいシューズ(実測値+1.0㎝)
【ナイキ】ズームフライ3の見栄えは?
この章では、ナイキ『ズームフライ3』の開封時の写真と共に、実際に走行(100㎞以上)してみてわかった主観的な感想をお伝えしていきます。
それでは、5枚の写真を見ながら徹底レビューしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ズームフライ3『正面からの見栄え』
歴代のズームフライの中で、一番派手なデザインですね。
常に同じデザインなのは、ナイキのマークが外側は大きく内側が小さいところです。
靴紐は前作のフライニットより、紐を通す穴が増えフィット感を微調整できるため、安定感が上がりました。
しかし、紐を通す穴が断トツで多く、微調整が一番できるのは『初代ズームフライ』です。
シュータン部分は、前作のフライニットに形状は似ていますが、より一層柔らかくなり足あたりが良好です。

靴紐をきつく締めてしまうと足の甲の部分が痛くなったり、足指がしびれたりしやすいので、紐を結ぶ時は気をつけてくださいね!
ズームフライ3『後ろ(踵側)からの見栄え』
踵の尖りはズームフライ3でも健在なので、相変わらずトントンして履きづらいです。
ソールの厚さは、全体的にやや厚くなりした。
しかし、クッション性はかなり感じるものの、“グニャ”っと沈み込むのではなく、しっかりと反発感を感じます。
踵の補強は初代ほどではありませんが、前作のフライニットよりは、しっかりしていますね。
ズームフライ3『内側の見栄え』
前作と同じで、内側の補強は全くないので、内側に倒れ込む動作は、わりと増えます。

私も足が内側に過度に倒れやすいのですが、秘策ありますか?
足をすぐ上げ、接地時間を短縮するようにして過度な倒れ込みを減らす対策をしてみてくださいね。
ズームフライ3『外側の見栄え』
ミッドソールの厚さは、全体的に厚くなりました。
また、つま先部分のソールと踵部分のソールの厚さの差(ドロップ差)は小さくなったんです。
そのため前作と比べ、前へ転がるように進む感覚、坂道を転げ落ちる感覚は弱くなり、万人受けシューズになりました。
そのため、厚底&カーボンプレーのランニングシューズを試したい方に非常におすすめです!
ズームフライ3『アウトソールの見栄え』
前作のズームフライのアウトソールと比較をしていきます。
こちらは、ズームフライフライニットのアウトソールになります。
初代ズームフライとフライニットの靴の裏は、このようなツルんとした構造です。
ズームフライ3はヴェイパーフライと似たような形状になり、凹凸のあるモノに変更しております。
その甲斐あって、今までのズームフライに比べ、明らかに安定感とグリップ力(すべらない)が向上しましたね。
【ナイキ】前作とズームフライ3の大きな変更点3つ紹介!
この章では、ナイキ『ズームフライ3』の大きな変更点3つを紹介していきます。
✅大きな変更点3つは、
- ソールのドロップ
- アウトソールの形状
- アッパーの生地
以上の3つを順番に深堀していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大きな変更点①『ソールのドロップ』
1つ目の前作からの大きな変更点は、ソールのドロップ(オフセット)です。
ミッドソールの※ドロップが10㎜から8㎜と2㎜小さくなり、ズームフライシリーズの中で、断トツでクセのないシューズにできあがっています。
※ドロップとは、つま先の厚さと踵の厚さの差のことです。
初代とフライニットは、”ここって箇所”で足を設置させないと、爆発的な反発を受けられませんでした。
「そろそろ、厚底シューズに挑戦してみたい!」
という方は、今までのズームフライとはひと味違う『ズームフライ3』 をおすすめします。
なぜなら“ここって箇所”で足を設置しなくても、爆発的な反発性能を得られる推進力抜群なシューズだからです。
踵で着地してしまう方でも履きこなせるワクワクさせてくれるシューズですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
大きな変更点②『アウトソールの形状』
2つ目の前作からの大きな変更点は、アウトソールの形状です。
歴代ズームフライ3足と比較していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1枚目の写真が、ズームフライ3のアウトソールの写真になります。

ズームフライ3の靴の裏の写真

初代ズームフライの靴の裏の写真

ズームフライフライニットの靴の裏の写真
2枚目が初代ズームフライで3枚目がズームフライフライニットのアウトソールの写真になります。
この靴底の形状の変更により、グリップ性能が格段に向上しました。
アスファルトの上はもちろんのこと、滑りやすい路面でも、しっかりと踏み込めるため、安心感と安定感を得られます。
よって、『ズームフライ3』になってから履きこなせるランナーの幅が”グーンっ”と広がった感じがします。
大きな変更点③『アッパーの生地』
3つ目の前作からの大きな変更点は、アッパーの生地になります。
アッパー素材が二重構造に変更したことにより、前作のフライニットに比べ防水性能が大幅に改善しています。
アッパー生地は、初代はエンジニアードメッシュで、2代目はフライニット、そして3代目がヴェイパーウェーブを使用しています。
その新素材『ヴェイパーウェーブ』は防水機能を向上しつつ、通気性抜群なのも特徴なんです。
また、アッパーの強度もあがったことにより走行性能と安定感に加え、耐久性も向上しましたよ!
【ナイキ】ズームフライ3の耐久耐は?
この章では、ナイキ『ズームフライ3』の耐久性について、歴代の3足を比較していきます。
✅3足のミッドソールのクッション材は?
- 初代ズームフライ ルナロン
- ズームフライ フライニット リアクト
- ズームフライ3 リアクト
になります。
ソールの素材の変更も重要なのですが、アッパーの生地の変更もとても重要なんです。
なぜなら足とシューズが一体化することで、シューズ内で足が動きにくくなり、ソールへの負荷を軽減できるからです。
初代のルナロンはおそろしく短命でしたが、2代目からリアクトを使用するようになり、耐久性はあがりました。
しかし、フライニットは、足に吸い付くようなフィット感はあるのですが、生地が柔らかすぎるため足がシューズ内で暴れてしまいソールへの負荷が増えるんです。
『ズームフライ3』は、踵の形状とアッパー生地、アウトソールの変更により、シューズ内で足が暴れずらくなり、あきらかに耐久性があがりましたね。
よって、シューズの寿命はだんだんと引き延ばされています。
【ナイキ】ズームフライ3がおすすめのランナー2人紹介!
この章では、ナイキ『ズームフライ3』がどのようなランナーにおすすめなのかを紹介していきます。
✅おすすめするランナーは
- フルマラソン4時間切りを目指しているランナー
- ふくらはぎが張りやすいランナー
の2人です。
こちらの2人を1人ずつ順番に紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ズームフライ3がおすすめなのは『フル4時間切りを目指している方』
1人目におすすめするランナーは、フルマラソンで4時間切りを目指している方です。
なぜなら、実際に走ってみて1キロ5分40秒から4分30秒までのペースがとても気持ちよく走れたからです。
今までのズームフライは、サブ3.5(3時間半切り)を目指すランナー向きだなと感じたのですが、
安定感とフィット性が向上したことでサブ4までカバーできるシューズだと思ったからです。

初代とフライニットは、1キロ4分40秒付近から気持ちよく走れるので、サブ3.5を目指しているランナーの最高なアイテムだと思います!
よって、フルマラソン4時間切り間近で、伸び悩んでいるランナーの方は、ナイキ『ズームフライ3』の力を借りてみてはいかがでしょうか。
ズームフライ3がおすすめなのは『ふくらはぎが張りやすい方』
2人目におすすめするランナーは、ふくらはぎがパンパンに張りやすい方です。
なぜなら、私がナイキのズームフライシリーズを取り入れてからふくらはぎの悩みが解消されたからです。
✅そこで、ふくらはぎをできる限り使わずに走ることを考えみたところ、
- 屈曲しないシューズを選び、蹴れない状況を作る
- 蹴る前に跳ねかえる反発感のあるシューズ
- フィット感があり、グラつかず安定感もあるシューズ
- そこそこ軽いシューズ(300g以下)
こちらの4つのことが頭に浮かびました。
この4つの事を踏まえ、シューズを探してみたところナイキ『ズームフライ3』が思い浮かびました。
なぜなら、今までのズームフライシリーズの中で、一番クセがなく安定感のあるシューズだからです。

1キロ4分40秒から5分20秒くらいで20㎞走ってみたところ、ふくらはぎがとても楽で走り終わった後も”シュッ”と締まるんです!
すなわち、回復しながらふくらはぎの小さな筋肉を無駄に使わずに走れたということです。
よって、ふくらはぎへの負担を軽減して太くなるのを防ぎたい方にナイキ『ズームフライ3』はおすすめです。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、厚底ランニングシューズの火付け役であるナイキ『ズームフライ3』のレビューをしてきました。
ズームフライ3の写真と共に、見た目と走行レビューをしてから、どんなランナーにおすすめなのかをお伝えしました。
ひと言で表現するのであれば、断トツでクセのない厚底シューズなのが『ズームフライ3』なんです。
今回訪れていただいた4人の方の悩みが解決し、ナイキ『ズームフライ3』で走る方が一人でも増えてくれたら、私はとても嬉しです。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。
コメント